なかなか刺激的なタイトルのこの本
著者は渡英歴60回にもなる女性の雑誌編集者の
井形慶子さん
わかっているようでも較して初めてわかることは
たびたび実感することですが
この本のイギリスの家と日本の家の比較は
なかなか興味深いものがあります
思い当たる節が所が随所に見つけられます
この本は家のありようを扱っていますが
現代の日本人論にも通じるところがあって
それは「何でこんなことになってしまったのだろう」
という後悔と反省の念を禁じえません
ところでイギリスの古家は
「キャラクターハウス」(個性的な家)
「マチュアーハウス」(成熟した家)
と呼ばれるそうです
7章で構成され、各章はさらに5ページほどの
細かい部分から成り立ち、非常に読みやすいものとなっています