昨日、岡崎市で古民家を管理している方のところへ
愛知県古民家再生協会 理事長 戸田由信と訪問しました。

三河大地震でも倒れることもなかった立派な建物で、
屋内に入るとすぐに眼に入るのは太くて逞しく美しい梁、
その理由がわかるような気がします。
そして今では滅多に目にすることができない素晴らしい建具類。

残念ながら頻繁に使われていないようですが、ご家族の方・親戚の方々にも数多くの思い出を残しているこの家屋、今後の管理などについていろいろ相談されたとのことです。

 

解体してその後にマンション建設を提案する業者の方、グループホームに利用をすすめる方など本当に様々な意見が出てきたのですが、気持ちの上で納得できるまで至ったものはなかったようです。

 今回の話の内容は詳しく紹介はできませんが、この家族の宝物のような家をもう少し日常的に使いコンディションの維持を図ること、クリーニング・畳の表替えなどによるちょっとした家屋のお化粧を提案させて頂きました。

あわせて次世代の為の道しるべ、そして今受け継ぎ・監理している者の思いの証としてこの建物の評価を数字化した「古民家鑑定」を行う事になりました。

再度この建物を見る機会があることは、とても楽しみです。