宇連川沿いの宿場町である大野宿。戦国時代に武田氏と徳川氏の激しい戦いとなった長篠の合戦地と鳳来寺を結ぶ、善男善女で賑わった秋葉街道とともに栄えた町。その宿場町で、かつて商いを営んでいた築120年程のA様宅。
一度は仕事を求めて街に出たため住み手がなく、しばらく空き家になっていましたが、歴史のある街の歴史のある建物を失いたくない、と退職後の終の棲家としてここに住まれることにしました。
長い家の歴史の中で、時代時代の流行に合わせた、骨組みを覆い隠す内装のリフォームをされていたA様邸。せっかくの歴史のある構造躯体を大切にしたいとご相談頂き、当法人が得意とする、元の骨組みの意匠を活かすことと、現代的な快適性を両立させる古民家リフォームが完成しました。