世の中には古民家・古材だけでなく、色々な商品や分野に古く価値のある(骨董品価値も含め)ものが数限りなく存在致します。

私共の仕事上、建築に関した建物の中で、特に住宅のヴィンテ-ジとしてあげられるのが古民家かと思われます。

先日、エコカ-減税の記事を見つけました。

車も家も基本的に職人がきちっと造ったものは、時間の経過とともに文化的な価値へと移り変わってゆく宿命を持ち備えています。

以後記事を抜粋いたします。

 

エコカー減税にモノ申したい。環境に優しいクルマの税金を安くして普及させたいとの思いはわかる。しかし、古いクルマの税金をジリジリと上げるのはいかがなものか◆そもそも、環境負荷とクルマの年式に絶対的な関係はない。もちろん、同じ距離を走らせれば排ガスやエネルギーの面で古いクルマが劣ることは明白だ。しかし、新車を年間1万㌔走らせる一方で、古いクルマが1年に1千㌔も走らなかったらどうか。公平を期すなら排ガスもエネルギーも効率ではなく、本来は絶対量で測るべきなのだ◆古いクルマには文化的な価値もある。モータリゼーションを支えた車、バブル期にもてはやされた車、免許を取って初めて買った車-音楽と同じようにクルマは時代を象徴するだけでなく、一瞥しただけで瞬時に「あの頃」へ戻れるタイムマシンでもある◆アメリカではクラシックカーへの優遇措置をとっている州もあると聞く。ニッポンも自動車大国ではないのか。それぐらいの保存施策はあって然るべきだ◆百歩譲って、初度登録から15年、いや19年間ぐらいは税金を段階的に重くしてもやむを得ない。さほどクルマに愛着がない人はこの間に脱落していくだろう。しかし、20年を超えた現役のクルマには文化的価値を認めて免税を提案したい。そう、我が愛車のように。