平成17年5月の山口祭より今年秋の「遷御」の儀斎行まで
様々な祭りと行事が計画されている伊勢神宮の第62回式年遷宮
20年ごとの建て替えによって技術・文化の継承が行われていますが
建て替えられて不要になった古材はいったいどうなるのでしょうか?

調べてみますと
20年間使われた内宮と外宮の御正殿の棟持柱(むなもちばしら)として使われたものは
五十鈴川に架かる宇治橋の前と後に2つの大きな鳥居に削りなおして再利用。
そのまた20年後は、昔の伊勢街道の入口、関の追分と桑名七里の渡口の鳥居として20年間再々利用し
その後も関の場合、氏神・春日神社の御手洗の柱や屋根の修繕に用い、まったくムダなく活用されています
これは一例でほかの古材についても、古来から由緒の深い全国の神社にむだなく用いられます。
とありました

私たちも古材を無駄なく使い切りたいものですね