『早稲田式動的耐震性能診断』検証・耐震改修のご案内
一般社団法人伝統構法耐震評価機構(東京都練馬区 代表理事 園田 正文)が進める「早稲田式動的耐震性能診断」を実際の古民家を用い検証、耐震改修の実施が行われます。
この検証には下記のグリーン建築推進協議会支部がサポートを行います。
<愛知県日程>
日時:平成24年4月18日(水) 10時から
調査物件:築80年 木造2階建て 愛知県豊川市
現地法人:グリーン建築推進協議会 愛知県三河支部 支部長 戸田 由信
(一般社団法人愛知県古民家再生協会内)
<栃木県日程>
日時:平成24年4月14日(土) 13時から
調査物件:築150年 木造平屋建て 栃木県芳賀郡
現地法人:グリーン建築推進協議会 栃木県那須支部 支部長 鈴木 健規
(一般社団法人栃木県古民家再生協会内)
早稲田式動的耐震性能診断とは
早稲田式動的耐震性能診断(以下:動的耐震診断)とは、元早稲田大学理工学術院教授(現:日本レトロフィット株式会社代表取締役)毎熊輝記氏が策定した調査方法で、実際に調査機を家屋へ設置し交通機関や社会的活動を原因とする地盤の小さな震動(常時微動)と、それに起因する建物の震動特性値(固有周期)を実測して耐震の性能評価を実施します。
現在、一般的に行われている耐震診断は、図面や目視で建物の地震に対する安全性を判断する静的耐震診断であり、これに対し動的耐震診断は微細な常時微動を測定し、その震動特性値(固有周期)により耐震性を評価し現実に即した診断法です。
この動的耐震診断は専用の測定器を用いておこない約1時間前後(通常の静的耐震診断は、1カ月と長期)で診断が可能で、建物に計測器を設置し耐震性能が低い部分の判断がつき、改修の際の工事費の削減を図る事も可能。改修後は再度計測をおこない耐震改修が有効的であるかどうかが、数値で評価できる(業界初)。
現在、地震に対する考え重要視されている中、伝統構法の建物は地震に弱いという声もあり住まれている方は不安を強いられて中、一刻も早く耐震診断を済ませ、耐震改修件数を一軒でも増やすことが急務だと考え、この動的耐震診断がより一般化することで建物が壊れない事もひとつであり、それ以上に建物の中の人を守る事が大切です。